明日から集団戦で使える英語講座!
初めに
この記事はgearpucchinoさんのイベント(https://adventar.org/calendars/4725)
World of Tanks Advent Calendar 2019
の第三日の記事となっています。
当初典型的な自分語りブログを書こうとしていたのですが、カレンダーの一覧を見ると、多くのほかの人がそういった記事を書こうとしていたので、急遽予定を変更して、
明日から集団戦で使える英語講座!
という題で書こうと思います。
どの程度の英語力が求められるか
まずはWoTというゲームの集団戦において、いったいどのレベルの英語が求められるのか。どのくらい喋れれば困らないのか。
これは最近の私が所属しているクランSTEAMでの進撃戦の様子。韓国人クランなのですが、この戦闘にも日本人、中国人。その他台湾人や香港人、インドネシア人、フィリピン人などなど様々な国籍の人が所属している実はグローバルクランです。韓国語の指揮がベースで、こちらの非韓国語話者の乗っている戦車に合わせて、それぞれ英語で説明してくれます。
開いて聞いてみるとわかりますが、じつはそれほど難しい単語は使われていません。また英語で基本しゃべっているのは、クランマスターの"MinatozakiSana"という韓国人なので、随分ゆっくりしゃっべてくれるので聞き取りやすいかと思います。
日本人だけの集団戦においても、「ピック始めるよー」 や「ラッシュして」や「スポットして」、「トラック!」などなど様々な英語が使われていると思います。英語話者に対してもそれらは、さすがに日本語と混ざって言うとわかりませんが、動詞だけ叫んでればとりあえず意図はくみ取ってくれます。もじもじしててもコミュニケーションなんて取れないので、そういうところで伝える努力をしましょう。
ここからは実際に集団戦のタク説明を私がするとしたときにどういう英語を使うかを例文化し、そこから特にすぐ使える単語を一部紹介していきたいと思います。
英語指揮の集団戦シミュレーション
これは以前私が作ったタクの初動で、まあ内容は気にしないで下さい。たとえばこのstratsketchを英語で解説すると、口語表現等を文法的に正すとこんな感じになると思います。
Ok, EBR runs here.
One nine-o-seven cares this way.
Other nine-o-sevens go to here and take that position.
Two-seven-seven runs over here and shoots center line.
V-fours hide here. If you will be spotted use that hull down position.
One two-seven-nine and one chieftain go straight and use this window.
Other two-seven-nines go pushing this way.
And other Chieftains go zero-line and take behind that buildings.
Any question?
英語で言うとこんな感じです。ウザったらしく、あえて数字表現できるところも英語表記にしてあります。さっそくこれを日本語のタク説明風に訳すとこんな感じになると思います。
それじゃあ、EBR、ここ走って〜
907一枚、この道見て〜
他の907はここまで行って〜
277はここ渡って中央撃って〜
V4は二両ともここ隠れて。もしバレたらこのハルダウンできるところ使って〜
279一枚とチーフテン一枚はまっすぐ行ってこの窓使って〜
他の279はこの道押してく感じで。
あと、他のチーフテンは0ライン行ってこの辺の建物張り付いて
なにか質問ある〜?
といった感じでしょうか。最初に言ったように実際に自分がしゃべるときはもっと文法を無視して砕けて言うと思います。
続いて、このタクの敵の配置に対するプランの一例を別タブで解説するときのものです。例により、適当に作ったので集団戦が得意なそこの君、静かにお願いします。
If EBR can’t spot anything, They will come city.
So this two-seven-nine and Chieftain use center line.
EBR and nine-o-sevens clear here. If some enemy is still here, kill them.
If noone is here all Chieftain and V-fours go to help city.
and this nine-o-seven gets back and if you can’t hold, you must run away.
Two-seven-seven and two-seven-nines just hold the city.
こちらも上のように日本語に訳すと、
EBRが走ってなにも見えなかったら、
ここの279とチーフテンは真ん中寄って~
EBRと907はここのクリアリングして。もし敵が残ってたら殺して。
もし何も残ってなかったら、平原のチーフテンとV4は町助けに行って~
あとここの907はすぐ下がって、きつかったらとにかく逃げて生き残って。
277と279は下がって少しでも時間稼いで。
こんな感じでしょうか。英語の一行目はわざとらしく、
「もしEBRがなにもスポットできなかったら、敵は町に来る」とくっそ当たり前のことを言ってますが、実際はこんなこと言いません。
可能であれば、例文全てを丁寧に解説したいところではありますが、長くなるので圧倒的な汎用性を誇る二つの単語をご紹介します。
take(テイク)
先日某クランの進撃戦にて、この言葉の汎用性が高いという話になりましたが、ある種陣取りゲームのようなところもあるWoTの集団戦において、
・場所を取る
・強ポジの敵をキルする
という意味で用いられるこの”take”は最も使われている言葉の一つではないでしょうか。
前者の意味は、文字通り「場所取り」です。「開幕ここ行ってー」という時も”go here ”ではなく”take here ”を用います。
後者も同様で、本隊対本隊で撃ち合っている時、敵の快速部隊が裏から周ってきた状況で、指揮官が「まずこいつら先に倒そう!」という指示をした場合、”kill them first”よりも”take them first”の方が好ましいと私は考えています。「あいつ倒せ」も"take it !"などと言ったりします。なんとなく雰囲気が過激なVCならば、”kill”でもいいかもしれませんが、なんの前触れもなくいきなり”kill”とか使うと、なんだこいつってなります。というかまあとにかく”take”がムチャクチャ万能なので”take”を使った方がいいと思います。
上記の他に、多数対多数で敵をフォーカスする場面で、敵を倒す時も”take”が多く用いられます。残りHPがこちらの単発以下の敵をそれも2秒後に装填完了して倒せるという場面。
”I'll take this !" (アイルテイクディス!)(こいつは俺が倒す!)
なんて言えるとカッコいいです。
here(ヒアー)
「ここ」を意味する言葉です。WoTというゲームは味方全員に、マップ上の座標を左クリックすることで他の味方のマップに強調表現される機能が与えられています。いわゆるマップポチポチの機能です。
“Leopard here!”(レオパルドヒアー!)
と言いながらレオパルドがいると思われる座標をポチポチするだけで、味方にレオパルドの位置を教えることができます。非常に便利です。
ちなみに韓国語では「ここに」を意味する”here”と同義の言葉が「ヨギ」と発音します。私のクランSTEAMではまず韓国語の指揮をしてから必要な部分を英語で言う形を取っています。「1つ」を意味する「ハナ」と組み合わせて、「チフテンヨギハナ〜」ってタク説明の時に言ってたりします。「ここにチーフテン一枚」という意味ですね。ちなみに英語なら、
“One Chieftain is here.”
です。簡単じゃないですか?文字の順番が違うだけで同じ意味の言葉しか使ってません。
まとめ
単発の特集ブログだとこのくらいのボリュームくらいしか正直語れません。まずは英語を毛嫌いせず、聞く耳を養うことをお勧めします。自分は海外ドラマや海外映画をひたすら英語で見続けて、耳を英語に慣らすところから始めました。正直言って、学校の英語の授業はよくわからなかったし、テストも毎回6~7割が関の山と、大して英語ができたわけではありませんでした。それでも英語でのコミュニケーションに憧れていたので地道に英会話力をつけ、なんとか英語話者とのコミュニケーションには困らない程度になりました。
最後に、英語最低限話せるようになりたい人、教えます!!!
自分は自称英語WN8は緑程度だと思っているので青以上の方はお引き取り下さい。赤、オレンジ、黄色の人は、日常のコミュニケーション程度までなら僕の英語力で教えられますので、ぜひ連絡してください。
渾身の下書きのデータが消えて、今日の昼間死ぬ気で4000文字書きました。対戦ありがとうございました。